MacOS X 上での解析環境 ・muView
muView は、以下で紹介する PHYSICA の機能を Java Applet としてウェブブラウザに組み込むことにより OS によらず使えるようにしようとしており、TRIUMF で現在も開発が進行中のソフトです。今のところ時間スペクトルの生データを見るなどいくつかの機能が実現されているようですが、中でも便利なのが以前 VAX 上で使うことができた db というソフトの代替としての機能です。これにより msrfit で得られた各 run ごとのパラメータ出力ファイル( xxxx.atf 等)を一つのファイルに編集してデータベースとし、その中でパラメータ間の相関(例えば緩和率の温度依存性等)を簡単に視覚化するすることができ、解析の途中の結果をとりあえず視覚化するのに手軽に使えます。対応ブラウザとして Nestcape 、Mozilla 、Firefox 、および Safari が挙げられており、MacOS X では Safari で利用することができます。とりあえず db の代わりに使うと実験中の判断材料を得る手段として好適です。