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ミュー粒子の動きを捉える目、KALLIOPE
物を詳しく見ようとするとき、どうするでしょうか?明るくする?ルーペで拡大する?
物質の構造を詳しく見るには、いろいろな手法がありますが、J-PARCの物質・生命科学実験施設(MLF)では陽子加速器から作りだされたミュー粒子(ミュオン)のビームを利用して観測しています。「より詳しく見たい」という想いが、ミュー粒子の強度をどんどん向上させ、今では世界一にまでなりました。それはまさしく、明るい光源を手に入れたようなもの。しかし、観測するにはこれだけでは不十分です。受け取る側の目も良くなければ、どんなに良い光源を手に入れても、データを得ることはできません。
そこで開発されたのが、検出器「カリオペKALLIOPE(KEK Advanced Linear and Logic board Integrated Optical detector for Positron and Electron)」です。
このコラムはKEK ニュースルーム、ハイライトからの引用です。続きはこちらから。
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