- トピックス
ミューオン実験グループがミニ講演と展示解説を実施 ミニ企画展の関連イベントで
2019年8月3日
つくばエキスポセンター 2階サイエンスギャラリーで現在開催されているミニ企画展「ミューオンでまだ見ぬ宇宙の謎を解け! 高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所」の関連イベントとして、KEK 素粒子原子核研究所のミューオン実験グループの研究者によるミニ講演と展示解説が行われました。
ミニ講演は8/22(木)〜8/29(木)の期間に計4回行われました。講演者は三部 勉 准教授(KEK 素粒子原子核研究所)、上野 一樹 助教(同上)、佐藤 優太郎 研究員(同上)、牛澤 昂大さん(総合研究大学院大学 修士課程2年)の4名です。それぞれ異なる内容で、宇宙から降り注ぐ素粒子の1種であるミューオンを、茨城県東海村にある大強度陽子加速器施設J-PARCで人工的に大量に生成してその性質や他の粒子に崩壊する様子などを調べる研究について紹介しました。
加えて、上記4名の講師に三原 智 教授(KEK 素粒子原子核研究所)も含めた研究者が、事前に予定されていた日時に展示解説も行いました。特に、コマの動きからミューオンの歳差運動という回転の現象を直感的に理解する展示が人気を集めていました。講演の後には展示コーナーで研究内容について講師と話し込む来場者の姿も見られました。
ミニ講演と展示解説は全て終了しましたが、2階サイエンスギャラリーでの展示は9/1(日)まで開催されています。
リンク
-
つくばエキスポセンター | ミニ企画展「ミューオンでまだ見ぬ宇宙の謎を解け! 高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所」
-
つくばエキスポセンター | 研究者とはなそう!ミューオンってなぁに?(KEK研究者の展示解説&ミニ講演)
-
つくばエキスポセンター公式ウェブサイト
-
2014年09月18日
KEK | プレスリリース「室温ミューオニウムの大量生成に成功—ミューオン異常磁気能率・電気双極子能率の超精密測定による『標準理論の綻び』検証に近づく」
-
COMET実験
-
KEK公式ページ/ミューオン稀過程研究
-
g-2/EDM実験
-
東大齊藤研究室 ウェブページ
-
KEK公式ページ/ミューオン精密測定研究
-
J-PARC大強度陽子加速器施設
-
J-PARC | ハドロン実験施設
-
J-PARC | 物質・生命科学実験施設(MLF)
関連リンク
-
2019年06月24日
ミューオンg-2/EDM実験グループの安田 浩昌さんが第74回年次大会(2019年) 日本物理学会学生優秀発表賞を受賞 ビーム物理領域では初の選定
-
2019年06月12日
【特集】ミューオンでまだ見ぬ宇宙の謎を解け! ミューオン g-2/EDM実験グループの挑戦 (第2回)
-
2019年06月10日
【特集】ミューオンでまだ見ぬ宇宙の謎を解け! ミューオン g-2/EDM実験グループの挑戦 (第1回)
-
2018年03月08日
COMET実験グループ 8GeVのパルス陽子ビームをハドロン実験施設に取り出すことに成功
-
2018年02月16日
ミューオンg-2のハドロン真空偏極をテーマとするワークショップをKEKつくばキャンパスで開催
-
2017年12月09日
高周波リニアックによるミューオンの加速実験に成功 ミューオン研究グループ
-
2016年06月20日
ミューオン専用加速器実現へ大きな一歩
-
2016年03月18日
三部勉准教授らが平成27年度西川賞を受賞
-
2015年12月07日
素粒子検出器の温故知新、真空中で動作可能な飛跡検出器で実現するCOMET実験
-
2015年10月16日
COMET実験のミューオン輸送ソレノイド磁石をハドロン南実験棟に搬入
-
2015年04月07日
COMET実験の主検出器CDCをKEK富士実験棟に搬入