ニュース

「測定器開発テストビームライン研究会」を開催しました

KEKつくばキャンパスのPF-ARに建設された測定器開発テストビームラインは2023年度から共同利用を開始しました。4月4日~5日に研究会を開催し、オンラインも含めて約70名の研究者らが参加しました。

これまで共同利用として実験をしてもらった研究の成果発表のほか、加速器の現状やJ-PARCでのハドロンビームの可能性に関する発表がありました。また、最後に今後に向けての自由討論の場や施設見学もありました。

発表された実験内容は、ビームラインの性能測定、新しい検出器の試作機試験、実際にJ-PARCでの実験に用いる検出器の動作条件の決定など多岐に渡り、これから利用する人にも参考になる、興味深いものばかりでした。また、このビームラインの一つの特徴として手軽に利用できるメリットがあり、教育的な実験を行ったグループもいくつかありました。これらの発表を通じて、実際の実験が巨大で複雑になってきている中で、テストビーム実験が果たす役割の大きさを実感できました。多くの利用者から、ビームライン関係者への謝辞や今後も利用したいといった言葉をもらい、テストビームラインの重要性を再確認できる研究会となりました。

関連リンク

ページの先頭へ