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【ようこそ素核研へ】測定器開発センター 岡﨑佑太さん着任インタビュー

2023年12月、測定器開発センターに、岡﨑 佑太(おかざき ゆうた)さんが助教として着任しました。

素粒子物理学の世界に興味を持ったきっかけ、どのような研究をしてきたのか、また研究や作業などで行き詰った時の気分転換の方法などをお聞きしました。

■素粒子物理学の世界に興味を持ったきっかけは?

中学生の時に反物質やCERNが登場する小説を読み、そこから科学雑誌などを読んで素粒子に興味を持ちました。宇宙誕生の謎や未発見の物理法則、新粒子などを発見したいと思うようになりました。

■KEKに来る前はどこでどのような研究をしていましたか?

学生時代はCERNにあるLHC/ATLAS実験に参加し、Run-2のデータ取得システムの運転を担当し、新粒子の探索を行いました。また基板を新たに開発し、Run-3のデータ取得システムのアップグレードを行いました。
博士課程修了後は2028年にJ-PARCで行われる予定のミューオンg-2/EDM実験グループに参加しました。そこでもデータ取得のための基板の開発およびデータ取得システムの構築を行いました。

■KEKではどんな研究をしていきたいですか?

KEK内外の各実験グループと連携し、将来の素粒子実験に求められる要件を満たす新たな検出器の開発を行いたいと考えています。特にCMOSを用いたMonolithic Active Pixel Sensor(MAPS)の開発に精力的に取り組んでいきたいと思っています。

■研究や作業などで行き詰った時などの、気分転換の方法を教えてください

最近は運動をしています。所内での移動は車を使わずに歩いて移動するようにして、歩きながら研究の方針を決めることもあります。休日には家族とトレッキングや登山を行い、気分をリフレッシュしています。

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これからの、素核研での活躍に期待しています!

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