H.Tada

所要時間:約3分

在り方検討会の様子。より良いサマーチャレンジにするためのアイディアを、サマーチャレンジOBOGもKEKスタッフも真剣に考えていました。 /<i class='fa fa-copyright' aria-hidden='true'></i> KEK IPNS

在り方検討会の様子。より良いサマーチャレンジにするためのアイディアを、サマーチャレンジOBOGもKEKスタッフも真剣に考えていました。 / KEK IPNS

2020年2月22日(土)から23日(日)までの2日間、2019年度「サマーチャレンジ世代間交流会」がKEKつくばキャンパスにて開催されました。

サマーチャレンジとは、大学3年生を主な対象に、基礎科学を担う若手を育てることを目的とした科学技術体験型スクールです。サマーチャレンジ世代間交流会は、サマーチャレンジの過去の参加者(OBOG)が世代を超えて交流し、かつ参加者の声を次年度以降に届けることでサマーチャレンジをより良いものにすることを目的とした会です。この会はKEKの協力・援助のもと、サマーチャレンジのOBOGからなる運営委員会が企画・運営しています。

今回で2回目となるサマーチャレンジ世代間交流会では、4期生(2010年参加)の西口大貴 助教(東京大学大学院 理学系研究科 物理学専攻)による特別講演やOBOGである学生同士の合同研究発表会と、在り方検討会が行われました。

サマーチャレンジOBOGによる合同研究発表会(口頭発表セッション)の様子。皆さんサマーチャレンジの時より一層たくましく、様々な研究テーマを突き詰めていました。合同研究発表会では、口頭発表の他にポスター発表も行われました。

サマーチャレンジOBOGによる合同研究発表会(口頭発表セッション)の様子。皆さんサマーチャレンジの時より一層たくましく、様々な研究テーマを突き詰めていました。合同研究発表会では、口頭発表の他にポスター発表も行われました。

在り方検討会では講義や演習、キャンパスツアーなどサマーチャレンジの各プログラムについて、事前に参加者から集計したアンケートを踏まえつつ、サマーチャレンジの今年度・来年度校長と改善点を議論しました。例えば、演習の時間がもっと欲しいという声に対しては、参考資料の事前配布によって準備時間を十分確保する、計画的な演習活動のために打ち合わせを行うなどの意見が出ました。他にも参加者の交流促進のため、新たにオリエンテーションを実施し、さらに任意参加で自由に交流できる場も設けて欲しいとOBOGから提言されました。サマーチャレンジの成果を示す指標の議論に移ると、進学率調査に加えて、サマーチャレンジをきっかけに他の機関が実施しているスクールに参加する機会が増えたか調査すれば、教育的な効果を測ることができるのではと言った声が上がりました。

来年度以降さらに質の良いスクールとするために、サマーチャレンジOBOGとKEKのサマーチャレンジ事務局スタッフは時間一杯まで熱い議論を交わしていました。

2020年夏に開催予定の第14回サマーチャレンジは、4月以降に参加者を募集する予定です(諸般の事情により変更となる可能性があります)。


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