KEK加速器研究施設の大谷将士助教が、ミューオン線型加速器の開発と世界初のミューオン加速の実現で、C.N. Yang賞を受賞しました。本賞はアジア太平洋物理学会連合(AAPPS)初代会長でノーベル物理学賞受賞者の Chen Ning Yang博士の功績を称え設立された賞で、顕著な業績をあげた若手研究者を奨励し、アジア太平洋地域の物理学を担う次世代のリーダーを表彰することを目的としています。
このミューオン加速技術はJ-PARC MLFで準備が進んでおり、素核研も参加するミューオン異常磁気能率の精密測定実験(ミューオンg-2/EDM実験)に不可欠な技術で、本技術に立脚したミューオン線型加速器の開発が進んでおり、実機製作・詳細設計を行っています。
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