ISISに感謝状、量子ビームの横断的研究協力を活性化

 

6月2日、KEKは英国ラザフォード・アップルトン研究所の中性子・ミュオン研究施設ISISに対し、これまでの中性子科学の研究協力に感謝し、感謝状を贈呈しました。

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左から:下村 理 物構研所長、Andrew Taylor ISIS施設長


KEKの中性子科学研究施設であるKENSはISISと1986年から続く日英協定により、MARIチョッパー分光器の建設や、研究者の長期派遣などの研究協力を行ってきました。これが我が国の中性子科学の発展と、J-PARCの中性子分光器群建設に繋がりました。この功績に対してKEKから感謝の意を表しました。

ISISは英国科学技術施設会議Science and Technology Facilities Council(STFC)傘下の中性子とミュオンの研究施設であり、敷地内には、同じくSTFC傘下の放射光研究施設Diamond Light Source(DLS)もあります。両施設は、物質構造科学研究所と同様に、中性子・ミュオン・放射光という量子ビームを横断的に使った研究を展開しています。今回の協議では、物構研とISIS+DLSの共通性を活かし、量子ビームを総合的に利用する国際協力を推進していくことが話し合われました。

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