ドイツBelle II実験に関する協定に署名

 

11月18日(金)、Andreas Kirchner在日ドイツ大使館参事官、Allen Caldwellマックス・プランク物理学研究所所長、Manfred Fleischerドイツ電子シンクロトロン研究所(DESY)副所長、及びドイツ人研究者からなる代表団がKEKに来所し「Belle II(ベルツー)実験」の管理・運営に関する協定に署名しました。

「Belle II実験」は、2008年の小林誠・益川敏英両氏のノーベル物理学賞受賞に貢献したBelle 実験で使われた粒子測定器「Belle」の後継となる「Belle II」を使って行う素粒子実験で、国際共同実験グループ「Belle IIコラボレーション」によって推進されています。B中間子の崩壊で生じる粒子の寿命や角分布といった物理量を、Belle II測定器で極めて高い精度で測定することにより、宇宙創成の謎に迫る実験成果が期待されています。

本協定は、ドイツ教育省、ドイツ電子シンクロトロン研究所(DESY)、マックス・プランク研究所と、KEK、SuperKEKBプロジェクトの国際共同実験グループ「Belle IIコラボレーション」の間で締結されたもので、Belle ll測定器の建設やデータ解析等を含む研究協力、それに伴う人事交流、情報交換の促進を図るものです。

現在、ドイツからは9つの大学・研究所から79名の研究者がBelle II実験に参加しており、日本を除く研究者グループとしては、Belle IIコラボレーションでは最大規模となっています。

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