第14回大強度陽子加速器における原子核素粒子共同利用実験審査委員会を開催

 

3月16日(金)と17日(土)の2日間、高エネルギー加速器研究機構(KEK)つくばキャンパスにおいて、海外からの4名を含む13名の委員(外部委員は11名)を迎えて、第14回J-PARC共同利用実験課題審査委員会が開催されました。

この委員会は、大強度陽子加速器施設(J-PARC)のメインリング加速器を主に用いて行う原子核・素粒子物理の大学共同利用実験への募集に対して申請された実験課題の採否の審査、および研究計画の進め方に関する重要事項への助言を行います。委員長はKEK素粒子原子核研究所の徳宿克夫教授が務めています。今回の委員会では特に、実験の今年6月までの実施予定と中期的な計画について議論されました。

西川公一郎KEK素粒子原子核研究所長の挨拶で始まったこの委員会では、加速器の運転状況と今後の見通し、1月から再開している共同利用実験の現状(T2Kニュートリノ振動実験、ハドロンホールのK1.8、K1.8BRビームラインでの原子核ハドロン実験、KLビームラインでのK中間子崩壊実験)、ハドロンホールなどでの今後の実験プログラムの検討状況などが報告されました。委員会はこれらの報告に対する助言を行います。その結果は議事録としてまとめられて近く公開されます。

J-PARCで行う実験について質疑応答がなされました。

オープンセッションに沢山の研究者が参加しました。

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