2つの新計算機システムの稼働開始式開催

 

4月3日(火)、新たな2つの計算機システムの稼働開始式がKEK4号館セミナーホールで行われ、約100名が参加しました。

今回稼働を開始したのは、本機構の研究活動全般を支え、J-PARCやBelle実験等のデータ解析などに利用される「中央計算機システム」と、素粒子・原子核物理学、物性物理学、加速器科学のシミュレーション研究に利用される「スーパーコンピュータシステム」。両システムとも、KEKの日々の研究、実験データの蓄積・解析にとって、不可欠な計算機資源です。

稼働開始式の初めに、金子敏明計算科学センター長は「KEK内外の多くの方のおかげで、震災を乗り越え、新システムが稼働しました。お世話になりました」と、関係者に感謝の言葉を述べました。続いて鈴木厚人KEK機構長は「自然に関して、(実験をせずに)計算だけで数ある可能性の中から、唯一の解が出せたら素晴らしい」と研究者にエールを送りました。

来賓の、日本アイ・ビー・エム(株)会長 大歳卓麻氏、(株)日立製作所執行役副社長 中島純三氏にご挨拶をいただいた後、新システムの紹介および見学会があり、参加者は熱心に説明を聞いていました。

なお、スーパーコンピュータシステムは科学技術週間最終日の4月22日(日)に一般公開されます。公開時間など詳しくはこちらをご覧ください。

稼働を開始した中央計算機システム

挨拶をする鈴木厚人KEK機構長

関連サイト

KEKスーパーコンピューターシステム
科学技術週間

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