国立大学法人筑波大学に「KEK連携推進室」を開設

 

平成24年9月28日

国立大学法人 筑波大学
大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構

これまで国立大学法人筑波大学(以下、「筑波大学」という)と大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構(以下、「KEK」という)は2010年に連携協力に関する協定を締結するなど、幅広い協力関係を築いてまいりましたが、このたび、2012年10月1日付けで、さらなる教育研究連携の強化を図るため、筑波大学数理物質系・数理物質科学研究科に「KEK連携推進室」を立ち上げる運びとなりました。
この「KEK連携推進室」は筑波大学とKEKとの連携協定に基づいた全学的な連携取組を推進する核となるものであり、立ち上げを機に教育研究連携をさらに深化させ、分野融合の連携教育研究拠点の実現を目指していく所存であります。

【KEK(高エネルギー加速器研究機構)とは】

KEKは、粒子加速器を研究手段に用いて宇宙・素粒子・原子核・物質・生命の謎を解き明かす加速器科学を推進し、国内外の研究者に対して共同利用・共同研究の場を提供することを目的とする大学共同利用機関法人としてつくばに設立されました。素粒子原子核研究所及び物質構造科学研究所、並びに加速器研究施設及び共通基盤研究施設により、世界最先端の研究を推進しています。

【筑波大学とKEK】

筑波研究学園都市に位置する筑波大学とKEKは、これまで、医療分野、物質分野や素粒子原子核分野で、研究連携だけでなく、さまざまな教育連携を行ってきました。2009年度から2011年度までKEKの公募型事業(第一期2009~2011)「大学等連携支援事業」に採択され、今年度においても第二期の「大学等連携支援事業」として「高エネルギー加速器科学教育コース」を開設しております。2010年2月1日には筑波大学とKEKとの間で連携・協力に関する協定が締結されました。さらに、2012年3月28日にはつくばイノベーションアリーナ(TIA-nano)の中核機関である独立行政法人産業技術総合研究所、独立行政法人物質・材料研究機構、筑波大学に加え、新たにKEKが中核機関として参加することになり、より広範な分野で連携を深化させることが出来るようになりました。

【今後の活動】

筑波大学のKEK連携の窓口として、学群・学類学生向けの総合科目「加速器科学と最先端科学」を開講、2010年度から開設の高エネルギー加速器科学教育プログラムにおける大学院学生向けの講義の充実化、量子ビームの高度利用を目指した「KEK物質構造科学研究所」との連携強化、粒子測定器開発をはじめとする加速器科学連携研究の推進、TIA連携の推進、等を推進していきます。

【お問い合わせ先】

筑波大学数理物質系物理学域 教授
KEK連携推進室長
守友 浩(もりとも ゆたか)
〒305-8571 茨城県つくば市天王台1-1-1
TEL: 029-853-4337 FAX: 029-853-4337
E-mail: moritomo@sakura.cc.tsukuba.ac.jp

筑波大学数理物質系物理学域 教授
金 信弘(きむ しんほん)
〒305-8571 茨城県つくば市天王台1-1-1
TEL: 029-853-4272 FAX: 029-853-4491
E-mail: skim@hep.px.tsukuba.ac.jp

高エネルギー加速器研究機構 理事
岡田 安弘(おかだ やすひろ)
〒305-0801茨城県つくば市大穂1-1
TEL: 029-864-5103 FAX: 029-864-2397
E-mail: yasuhiro.okada@kek.jp

関連サイト

筑波大学・KEK連携事業
筑波大学数理物質系・数理物質科学研究科
KEK 研究施設
つくばイノベーションアリーナ
KEK 大学等連携支援事業

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