KEKキャラバン、1月は岩手と茨城に派遣

 

KEKでは学校や社会施設などで行われる授業のサポートとして、地方自治体、NPO等の団体が企画する講習会や勉強会などに講師を派遣しています。1月は岩手と茨城で実施しました。


盛岡劇場で講演する藤本 順平 講師

1月25日(日)、盛岡劇場(岩手県盛岡市)で「子どもから大人まで宇宙の謎にのぞむ」と題する講演を実施し、一般の方120名が聴講しました。

講演では、「宇宙の謎にのぞむとは」どんなことなのか解説しました。実験をすると宇宙のきまりがわかること、また、宇宙はたった3種類のつぶでできていることを紹介。宇宙の本当の姿は隠されている。ILCはつぶとつぶを衝突させて宇宙のすべてをつくるつぶのきまりをみつける。宇宙のきまりがはっきりすれば、みんながよりゆたかに楽しく、暮らすための工夫ができることを解説しました。

アンケートでは、「小さいころから宇宙には興味があり、今回の講演が宇宙のはじまりについてだったので、とても興味深く、楽しく聞けました」、「ILCの研究の可能性やメリットを知れて、良い印象を持った」などといった感想がありました。


岩手大学で講演する藤本 順平 講師

1月26日(月)、岩手大学(岩手県盛岡市)において、同大工学部の工学ガールズらを対象にしたILC学習会が開かれました。KEKキャラバンでは、ILCの概要についての解説と小学生を対象とする授業の方法について意見交換を実施。工学ガールズらを中心に20名が参加しました。

アンケートでは、「『宇宙の仕組みが解明できるようになるかもしれない』という言葉が印象的でした」、「とても分かりやすい講演で小学生も関心を持って聞ける内容でした」などの感想が寄せられました。


つくば市立谷田部中学校で講演する岡田 小枝子 広報室長

1月29日(木)、つくば市立谷田部中学校(茨城県つくば市)で「研究所の役割と意義」と題する講演を実施し、2年生50名が参加しました。

講演では、KEKがどのような研究をしているか、どのような組織なのか、どんな人が働いているかを、紹介ビデオを上映しながら易しく説明しました。

講演後のアンケートでは、「加速器をつかって素粒子と原子核の動きを調べることや、動く細胞などいろいろなことを知ることができた」、「素粒子や原子核はあまり身近できくことがなく、親近感はなかったのですが自分たちがそれによって成り立っていることを知りすこし身近に感じられました」といった感想がありました。

関連サイト

KEKキャラバン

TOP