KEKと米国エネルギー省(DOE)が協定を締結

 

10月6日(火)、高エネルギー加速器研究機構(以下、KEK)と米国エネルギー省(以下、DOE)は、DOEと文部科学省との間で結ばれている「エネルギー及び関連分野の研究開発における日米協力に関する実施取極」に基づき、「高エネルギー物理学分野における研究協力に関する事業取決(プロジェクト・アレンジメント)」を締結し、その署名式がキャロライン・ケネディ駐日米国大使と下村博文文部科学大臣(当時)立会のもと、駐日米国大使公邸にて行われました。

高エネルギー物理学分野での日米科学技術協力事業は35年以上もの長きに渡り、日米両国で優れた研究成果を上げ、また200名を超える学位取得者を輩出するなど、多くの研究者の育成にも貢献しています。

署名式では、まずケネディ大使が「高エネルギー物理学分野における日米両国の協力が長年続けられてきたことを喜ばしく思うとともに、科学技術分野における日米両国の連携は非常に重要であることを、ぜひ将来の世代へと伝えていきたい」と挨拶されました。さらに、下村文部科学大臣からも「日米科学技術協力高級合同委員会の機会に本事業取決が締結されたことを大変嬉しく思う」との祝辞が述べられました。

今回KEKとDOEとの間で事業取決が締結されたことにより、高エネルギー物理学分野における日米の研究機関の間で、研究協力がさらに発展することが期待されます。


ケネディ駐日米国大使(後列左)、下村文部科学大臣(後列右)立会いのもと、署名を行うシーグリストDOE高エネルギー物理学部長(前列左)と山内KEK機構長(前列右)
写真提供:米国大使館報道室


開会挨拶を述べられるケネディ駐日米国大使
写真提供:米国大使館報道室


署名後、祝辞を述べられる下村文部科学大臣

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