日本・インド・イノベーションセミナーで山内機構長が講演

 

セミナーは安倍総理大臣の訪印に合わせて開催された

12月11日、インド・ニューデリーにて日本・インド・イノベーションセミナーが開催されました。本セミナーは安倍総理大臣の訪印の機会に合わせて、日本とインドとの相互協力によるイノベーションをテーマとしたもので、科学技術協力/産業イノベーション/先端設備とインドへの貢献という3つのセッションで構成され、日本を代表する企業・大学・研究機関の長らが登壇し日本とインドの協力について講演しました。

山内正則 機構長は科学技術協力セッションの登壇者の一人として、Belle / Belle II実験でのインドの貢献、またフォトンファクトリーに設置されたインドビームラインなどインドとKEKの間の協力について紹介し、加速器科学の分野においてインドは日本にとって非常に重要なパートナーであると述べました。 また、セッションの最後にはアシュトシュ・シャルマ・インド科学技術省(DST)次官が講演し、KEKにおける日印の研究協力は、科学技術協力においてもっとも素晴らしい活動の一つで、来年4月から始まるインドビームラインの第2フェーズでは、エネルギー物質の研究開発にも焦点を当てる予定であり、モディ首相のクリーン・インディア政策を推し進めるうえで重要な活動となると述べられました。

セミナーの最後には、安倍総理大臣が挨拶され、日本とインドとのさまざまな分野でのパートナーシップの重要性を述べるとともに、科学技術分野における日本とインドの協力が、両国だけではなく、世界中の課題の解決に資することへの期待が述べられました。

山内機構長が加速器科学における協力について講演
インドビームラインについて説明する様子
KEKとDSTとの協力について紹介する戸谷文部科学審議官
シャルマ・インド科学技術省次官
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