インド科学技術・地球科学大臣と駐日インド大使がKEKを訪問

 

インドビームラインの5年間の延長覚書に調印

11月4日(水)、インドのハルシュ・ヴァルダン科学技術・地球科学大臣、並びにディーパ・ゴパラン・ワドワ駐日インド大使らがKEKを来訪され、野村昌治理事・山田和芳物質構造科学研究所長らと会談されました。 会談ではKEKとインドの研究機関の間で行われている放射光科学分野での協力をはじめとし、加速器開発などでの共同研究について意見交換を行いました。 引き続いて、2008年に締結したインドビームラインに関する協定を、2016年4月以降さらに5年間延長するための覚書の調印式が執り行われました。

インドビームラインは、上述の協定に基づきインド科学技術庁がKEKの放射光施設フォトンファクトリーに実験ステーションを設置したもので、2011年より稼働しています。 同ビームラインは設置以来、インド研究者による基礎研究のために利用されるほか、インドの若手研究者や大学院生の育成の場となっています。 ヴァルダン大臣らご一行は調印式の後、インド人研究者らの案内により実際にビームラインを見学され、そこで行われている実験や装置、今後5年間の計画について熱心に耳を傾けられていました。

野村理事から説明を受けるヴァルダン大臣
インドビームラインを視察
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