足立区立千寿青葉中学校の生徒がKEKで職場体験

 

1月27日(水)、足立区立千寿青葉中学校の中学2年生3名が職場体験のためKEKを訪れました。

今回の職場体験では、午前中に先ずアップグレード中のBelle II測定器とKEKB展示室を見学し、次にPF実験ホールを見学しました。現在、フォトンファクトリー(PF)は運転停止期間のため、実際に研究者が実験をしている様子を見ることはできませんが、2月中旬からの実験開始に向けてスタッフが装置の調整や測量などをしている現場を見学し、仕事の内容について話を聞き、質問をすることができました。学校ではパソコン部に所属しているという3名は、特に装置の制御や、実験を効率良く行うためのロボットなどに興味を示していました。

午後は、構造生物実験準備棟にて、タンパク質の抽出・精製や結晶化などを行う実験室を見学しました。目的のタンパク質を得る最初の段階で行うDNA電気泳動や、顕微鏡を見ながら小さなタンパク質結晶を試料ループですくい取る作業などを体験しました。また、外国人研究者に英語で質問するなど、研究者との交流も積極的に行っていました。

生徒たちは「研究所には、研究そのものの他に、研究を支える仕事がたくさんあることがよくわかりました。とても面白かったです」と感想を述べていました。


PF実験ホールで測量の説明を聞く生徒たち


タンパク質結晶構造解析装置の動作を観察


顕微鏡を見ながらタンパク質の結晶をループですくい取る実習の様子


うまくすくえたかな?

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