芝浦工業大学柏中学高等学校の生徒がKEKで職場体験

 

2月12日(金)、芝浦工業大学柏中学高等学校の中学2年生6名が職場体験のためKEKを訪れました。

午前中にコミュニケーションプラザを見学した後、アップグレード中のBelle II測定器とKEKB展示室を見学し、加速器や測定器のしくみや成り立ちについて学びました。高度化作業をほぼ終えたSuperKEKB加速器が、先月約5年ぶりに試運転を開始したことや、Belle II測定器に新型検出器の最初のモジュールが設置されたことなど、最近の研究現場は非常に活気にあふれているとの説明があり、生徒たちは、大きな関心を示しながら見学していました。

昼食には、Belleグループの外国人研究者も同席し、英語でインタビューを行い、KEKは多くの外国人研究者と共に研究プロジェクトを進めているということを学びました。

午後は、2号館の会議室にて、解析プログラムB-Labによる、Belle実験で実際に取得されたデータを用いた解析実習を行いました。これは、日々Belleグループの研究者が行っている解析方法に沿って素粒子反応を調べるもので、生徒たちは、研究者に質問を投げかけたり、説明を受けながら、長時間にわたり真剣に取り組んでいました。

実習の最後には、解析されたデータが、どのような過程を経て論文発表に至るかについて、さらには研究者としてのデータと向き合う心構えについて研究者から話があり、生徒たちは熱心に聞き入り、研究者という職業への認識を深めていました。

筑波実験棟で検出器開発の説明を受ける様子

B-Labを用いてデータ解析作業を体験する様子

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