科学技術週間で春のキャンパス公開を実施

 

KEKを代表する巨大な実験施設「Bファクトリー」と「フォトンファクトリー」を間近に見ることができる見学ツアーなどを行う春のキャンパス公開が、4月22日(金)と23日(土)の2日間にかけて行われました。全国の研究機関や大学で、各種科学技術に関するイベントなどを実施する「第57回科学技術週間」の一環です。

キャンパス公開では、宇宙初期に起こったはずの極めて稀な現象を再現し、未知の粒子や力の性質を明らかにするBelle Ⅱ測定器と、加速器から発生する明るく波長の短い光「放射光」で、物質や生命を原子のスケールで観察するフォトンファクトリー(PF)の見学ツアーを行いました。参加した人たちは、通常の3階建てビルに相当するほど巨大なBelle Ⅱ測定器を前に記念撮影をしたり、PFの実験施設を感心したように見入ったりしていました。


Belle II測定器を見学


フォトンファクトリーを見学

また23日には、お茶やお菓子を飲んだり食べたりしながら気軽に科学の話を聞くことができる「サイエンスカフェ」も開催。「『水素』を深読み!」と題し、KEK物質構造科学研究所の大友季哉教授らが、実験も交え水素についてわかりやすく解説しました。

ほかにも、素粒子とは何かを子供たちにもわかりやすく伝えるための人形紙芝居や、ドライアイスで冷やした金属が超伝導状態になってレールを滑走する超伝導コースターの実演が行われ、家族連れの方などに好評でした。


サイエンスカフェ「『水素』を深読み!」の様子


素粒子について子供たちにも分かりやすく伝える人形紙芝居


大人も子供も楽しめる超伝導コースターの実演

22日は299名、23日は249名、合わせて548名の方にご来場いただき、科学技術週間期間中の4月18日から21日までの見学者数と合わせて、全体で約650名の方にご見学いただきました。恒例の一般公開は9月4日に開かれます。

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