G7茨城・つくば科学技術大臣会合特別展に出展

 


KEKの展示に来場したジョー・ヘンデルスマン米国大統領府科学技術政策局科学担当次長(左から2人目)、島尻安伊子・科学技術政策担当大臣(右から2人目)

5月26、27両日に三重県志摩市で開催されるG7伊勢志摩サミットの首脳会議に先駆け、15日から17日にかけて科学技術大臣会合がつくば市で開催されました。会合の会場となったつくば国際会議場では、狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会に続く、新しい形の社会「Society5.0」の実現をテーマに、研究機関や一般企業などがブース展示を行い、日々研究している最先端の科学技術を紹介。18日から21日の期間は広く一般にも公開されました。

KEKは、アップグレード中のSuperKEKBプロジェクトやT2K実験、CERNのATLAS実験、ILC実現のための技術開発など、世界各国の国際協力から成り立つ研究プロジェクトや、物質や生体分子の構造を研究する放射光施設PF、物質・生命科学実験施設MLFをパネルで紹介。また、宇宙線の飛跡を可視化する装置「スパークチェンバー」でミューオンという粒子の飛跡をリアルタイムで見てもらったり、水素を解説した「一家に1枚」ポスターを配布したりしました。

会合の期間中には、カナダのカースティー・ダンカン科学大臣、アメリカのジョー・ヘンデルスマン米国大統領府科学技術政策局科学担当次長、島尻安伊子・科学技術政策担当大臣、橋本昌茨城県知事、市原健一つくば市長らが来場。一般公開の期間中には、4日間でのべ約1800人の方が来場し、KEKで行われている研究について説明を熱心に聞いたり、質問したりする姿が見られました。会場では、「文系クラスを選ぼうとしていたのですが、この展示を見て理系クラスをとっても面白そうと思いました」と女子高校生が話していたり、「夢がある研究分野にワクワクしますね」との一般の方も笑顔を見せていたりと好評でした。

なお、ブースでも多くの問い合わせがあったKEKの一般公開は、9月4日に行われ、加速器や実験装置を見学できます。


カナダのカースティー・ダンカン科学大臣(左から2人目)と齊藤直人・J-PARCセンター長(右)


来場した市原健一・つくば市長(左)に解説する野村昌治・KEK広報担当理事

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