南アフリカ共和国の物理学研究所所長がKEKを来訪

 

南アフリカ共和国の国立理論物理学研究所(NITheP)所長のフレデリック・ショルツ博士ら一行が8月4日、KEKつくばキャンパスを来訪しました。

一行はまず、KEKの岡田安弘理事と素粒子原子核研究所の徳宿克夫所長らと会見しました。岡田理事が機構の概要を説明すると、ショルツ氏は、加速器技術の医療分野での応用などについて熱心に質問していました。次いでショルツ氏が、南アフリカでの科学技術革新を目指し、2008年に設立された理論物理学の分野での研究と教育を行う国立研究所であるNIThePについて紹介しました。その後一行は、アップグレード作業が進むBelle Ⅱ測定器を見学しました。

ショルツ氏は、「物理学分野での他国との国際的な連携を行っていくこともNIThePの大きな役割の一つです。私たちはまだ新しい組織で、これから様々な活動を進めていくことになりますが、日本とも今後さらに交流を深めていきたいです」と今後の抱負を語っていました。


南アフリカ共和国のNITheP所長のフレデリック・ショルツ博士(前列左)ら一行とKEK関係者


KEKの岡田安弘理事(右)らと会見するショルツ氏(左)


Belle Ⅱ測定器を見学するショルツ氏(左)ら一行

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The National Institute for Theoretical Physics (NITheP)

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