研究者による講演と、コンサートを組み合わせたイベント「レクチャー&コンサート 科学と音楽の響宴2016」を開催いたします。
第1部の講演では「ニュートリノの質量の発見と関連研究」と題して、梶田隆章氏(東京大学特別栄誉教授・東京大学宇宙線研究所長)がニュートリノ振動の研究を解説します。スーパーカミオカンデでニュートリノ振動が発見され、この発見によってニュートリノに質量があることがわかりました。 この発見への道のりも紹介していただきます。
第2部のコンサートでは「フルートで奏でる星と地球」と題した、日本を代表するフルート奏者である相澤政宏氏とピアニストの大堀晴津子氏によるお話と演奏をお楽しみください。曲目は『星に願いを』や『比重21.5』、『ウンディーヌ(水の精)』など。「比重21.5」はフルートのための曲目で、ジョルジュ・バレールが世界で初めて白金(プラチナ)でフルートを製作したことにちなんで、1936年にエドガー・ヴァレーズが作曲しました。実はプラチナの1立方センチメートルあたりの重さは約21.5gなのです。この世で一番質量が小さいとされているニュートリノ。一方、現在確認されている118種類の元素の中で、プラチナは最も比重が大きい元素の1つです。今回は世界で一番軽いニュートリノと、重いプラチナのコラボレーションです。みなさまのお越しを心よりお待ちしております。詳細はレクチャー&コンサート「科学と音楽の響宴」をご覧下さい。
科学と音楽の響宴2016
日 時:11月20日(日)14:00 より
開場は13:30
会 場:ノバホール
つくば市吾妻1-10-1/TEL:029-852-5881
講 演:梶田 隆章氏(東京大学特別栄誉教授/東京大学宇宙線研究所長)
タイトル「ニュートリノの質量の発見と関連研究」
演 奏:相澤 政宏氏(東京交響楽団首席フルート奏者/東京音楽大学非常勤講師ほか)
大堀晴津子氏(昭和音楽大学/同短期大学部非常勤伴奏講師)
テーマ「フルートで奏でる星と地球」
参 加:参加費は無料ですが、要事前申込み
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