第1回粒子物理コンピューティングサマースクール開催

 

大学院修士課程の学生を対象に、コンピューティングの最新技術の講義やプログラム開発の実習などを行う「第1回粒子物理コンピューティングサマースクール」が7月31日から8月4日の5日間にわたり、KEKつくばキャンパスで開催されました。全国から粒子物理学分野の学生ら38名(大学院生35名、学部生2名、教員1名)、講師15名が参加しました。


集合写真


最新技術の講義の様子

スクールを主催した「粒子物理コンピューティング懇談会(PPCC)」は、素粒子・原子核・宇宙物理関連のコンピューティング技術利用に関するコミュニティで、昨年から活動を開始しました。粒子物理分野では大規模な検出器を用い大量のデータを収集することから、コンピューティングへの要請が非常に高まっています。それを担う若い研究者の育成が求められることから、PPCCは、KEK大学連携等支援事業と東大素粒子物理国際研究センターのサポートを受け、今回初めて、最新技術を学ぶことができるスクールを開催しました。


スクールでは、最新技術の講義を行うとともに、学生が課題を決め4日間かけてプログラム等を開発する実習も行いました。参加した学生は、大変熱心に取り組み、「粒子物理分野の非常にレベルの高いコンピューティング技術を学ぶ事ができ、非常にためになった。より一層コンピューティングを学ぶ意欲とその必要性を実感した」、「実験物理に関わる内容に限らず、コンピューティング全般の知識を身につけられる充実した内容の講義だったと思います。今後も参加したいです」といった感想が聞かれました。

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