サマーキャンプで学生が科学を志す仲間と交流

 

基礎科学を担う若手を育てることを目的に、主に大学3年生を対象として行うサマーキャンプ「サマーチャレンジ」が8月18日から26日にかけて、KEKで開催されました。今年で11回目です。

参加した学生らは、「素粒子・原子核コース」と「物質・生命コース」の2つのコースに分かれ、研究最前線で活躍する研究者による講義や施設見学のほか、様々な実習を行いました。



サマーチャレンジの演習の様子

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サマーチャレンジの演習の様子

初日は、2015年にノーベル物理学賞を受賞した東京大学宇宙線研究所長・梶田隆章氏による特別講演が行われました。梶田氏は、自身の研究テーマである「ニュートリノ振動」について、どのようにして発見に至ったのか詳しく説明。1998年に国際会議でニュートリノ振動を発表した際に用いた手書きのスライド資料なども用いながら、分かりやすく解説していました。


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成果発表の様子

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サマーチャレンジの演習の様子

その後の日程では、世界第一級の研究者による講義や、最先端施設・検出器を用いた多彩な演習プログラムが行われ、参加した学生は研究者から直接指導を受けながら研究の一連の流れを体験しました。また、「キャリアビルディング」や「学生交流会」の時間も設けられ、参加者は、科学を志す仲間との交流を深めていました。


第11回サマーチャレンジ集合写真



参加した学生からは「研究や研究者を身近に感じることができた」「思った以上に演習が充実していて、物理実験の面白さ、楽しさを理解することができた」などの感想が聞かれました。


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