イスラエル文化・科学技術担当官がKEKを訪問

 



駐日イスラエル大使館のアリエ・ロゼン担当官(左から2人目)一行と岡田安弘理事(右から2人目)

駐日イスラエル大使館のアリエ・ロゼン文化・科学技術担当官一行が10月11日、KEKに来訪しました。

一行はまず、KEKについての概要説明を受けました。岡田安弘理事は、リボソームの構造解析で2009年にノーベル化学賞を受賞したイスラエルの女性研究者、アダ・ヨナット博士が、フォトンファクトリーのユーザーだったことを紹介。欧州原子核研究機構(CERN)のアトラス(ATLAS)実験では、検出器を日本とイスラエルが共同開発している強い協力関係があることについても言及し、「今後より深い協力関係を築いていければと思います」とあいさつしました。

今回の来訪に先立ち10月9日には、KEKで行われている国際共同実験であるBelle II実験に、イスラエルのテルアビブ大学が正式に加わることが決まりました。ロゼン担当官は、同大学の参加を喜び、さらにKEKとの今後の協力関係の構築について積極的に意見交換を行いました。「我々にサポートできることがあれば、最善を尽くしたい。将来的にこのつながりが長く続くことを願っています」と結んでいました。

その後一行は、SuperKEKB加速器のトンネルとBelle II測定器の視察を行いました。

関連ページ

欧州原子核研究機構(CERN)アトラス実験(英文ページ)
Belle II実験
2010年3月11日トピックス 「アダ・ヨナット博士とKEK~リボソーム研究でノーベル賞~」
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