科学研究費助成事業の審査委員表彰状授与式を行いました

 

表彰された澤田真也教授(左)と岡田安弘理事

平成29年度科学研究費助成事業の公募において、審査委員として有意義な審査意見を付したとして、KEK素粒子原子核研究所・澤田真也教授と同・橋本省二教授が表彰されました。10月17日には表彰状授与式が行われ、岡田安弘理事から表彰状が手渡されました。

科学研究費助成事業は、人文学、社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」(研究者の自由な発想に基づく研究)を格段に発展させることを目的とする「競争的研究資金」であり、ピアレビューによる審査を経て、独創的・先駆的な研究に対する助成を行うものです。審査は、書面審査の第1段審査と合議審査の第2段審査の2段階で行われます。審査の質を高めるために、日本学術振興会では審査終了後に書面審査の結果を検証し、その結果を翌年度の審査員の選考に反映させるとともに、表彰しています。今年度は約5,300名の書面審査委員の中から255名を選考しました。

澤田氏は審査に当たり、日本学術振興会の審査基準に則って、いかに成果をきちんと出せそうかを考えながら、1本の審査のために場合によっては約1時間費やし計94本読んだということです。澤田氏は「表彰していただけるのはありがたい。このような表彰がいろいろな分野で広がることを願います」と受賞の喜びを語っていました。

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