アジアの若手研究者向け超伝導・低温技術スクールが開かれました

 

加速器の超伝導機器とそれらを冷却するための低温技術について講義と実習で学ぶ「アジア加速器用超伝導・低温技術スクール(Asian School on Superconductivity and Cryogenics for Accelerators 、ASSCA)」が12月10日から17日にかけて、つくばキャンパスで開かれ、インド、オーストラリア、韓国など9か国から、講師を含む57人が参加しました。

KEKつくばキャンパスで開かれたアジア加速器用超伝導・低温技術スクール

スクールは、将来の超伝導加速器で必要となる超伝導技術と低温技術の分野の次世代を担うアジアの若手研究者を育成することを目的として、アジア諸国の若手研究者や大学院生が参加しやすいよう、参加費等は無料となっています。

スクールの内容は、KEKの充実した加速器施設や設備を活用した実習をメインに、超伝導への転移、超流動などの現象を実際に体験することに重点が置かれました。超伝導電磁石や、超伝導高周波空洞、低温工学に関する講義と実習を、それぞれ期間中毎日行いました。

最終日は、すみだ水族館と浅草への遠足を行い、参加者は浅草ならではの雰囲気を満喫するなど、大変好評でした。参加者の中には大学で教員を務めながら、低温工学の分野での博士号を習得すべく当スクールに参加し、講師陣から熱心にアドバイスを求める様子も見受けられました。

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