「長岡技術科学大学・KEK-day ~加速器のすすめ~」を開催しました

 

加速器を用いて広範な科学分野で最先端の開発・研究に取組んでいる長岡技術科学大学とKEKは7月12日、研究者の講演会と施設見学会を行う「長岡技術大学・KEK-day ~加速器のすすめ~」を同大学で開催しました。加速器に関わる科学・技術全体の現状と将来像を、学生や研究者、大学近隣の高専や地方自治体・企業等の関係者に広く知ってもらうと共に、加速器分野における連携の活性化を図ることが目的で、約110人が参加しました。

「長岡技術大学・KEK-day ~加速器のすすめ~」講演の様子

講演でははじめに、鎌土・副学長が開催の趣旨やKEKとの包括協定締結の意義などについて挨拶。続いて岡田KEK理事が、加速器科学進展の展望とKEKの教育活動についての説明を行いました。その後、KEK加速器研究施設の山口施設長が「加速器のすすめ」と題し、加速器科学全般に関する動向を説明。KEK物質構造科学研究所の米村特別准教授が「中性子加速器を使ったリチウム電池システムの解析」について、同大学の江教授が「パルスパワーと粒子ビーム加速器」について、同じく徳地客員准教授が「先進加速器に貢献するパルスパワー技術」についてそれぞれ講演し、幅広い加速器科学についての情報提供がなされました。

「長岡技術大学・KEK-day ~加速器のすすめ~」施設見学会の様子

講演終了後、同大学の極限エネルギー密度工学研究センター原子力システム安全工学専攻の施設で、誘導型パルス電子ビーム加速器 ETIGO-IIIや、高繰り返しパルスパワー発生装置 ETIGO-IVを見学し、参加者からは熱心な質問が上がるなど、有意義な時間を過ごすことができた様子でした。

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