衝撃破壊の瞬間、材料に何が起こるのか-パルスX線の応用でナノ秒間に起こる現象の目撃に成功-

 
  • 大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構
  • 学校法人 自治医科大学
  • 国立大学法人 熊本大学
  • 国立大学法人 東京工業大学
  • 国立大学法人 筑波大学

概要

高エネルギー加速器研究機構(KEK)物質構造科学研究所、熊本大学 パルスパワー科学研究所、東京工業大学 科学技術創成研究院 フロンティア材料研究所、テクニコン-イスラエル工科大学、筑波大学の研究グループは、KEKの放射光実験施設 フォトンファクトリー・アドバンストリング(PF-AR)を用いて、金属内に伝搬する衝撃波によってナノ秒(1ナノ秒=10億分の1秒)の間に進行する金属組織の微細化を直接観測することに成功しました。

本成果は5月20日、科学雑誌Scientific Reportsオンライン版に掲載されました。

研究成果のポイント

  • ○衝撃破壊にともなう金属組織の微細化をパルス状の硬X線により直接捉えることに成功
  • ○衝撃波進展にともなう金属組織のマイクロメートルサイズからナノメートルサイズへの変化を定量的に解析

詳しくは プレスリリース をご参照ください。

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