中高生が分光器作りに挑戦!つくばサイエンスキャスティング2019

 

中高生がそれぞれの選んだ研究テーマでつくば市内の研究機関や一般企業を訪れ、調査研究を行い、発表する「つくばサイエンスキャスティング2019」(主催:つくば国際会議場、株式会社JTB)が、8月1日から2日にかけて開かれました。

参加した45名の中高生は、「花火を作って、仕組みを調べよう!(産業技術総合研究所)、「身近な化学物質の毒性を調べる」(国立環境研究所)など8つのテーマから好きな1つを選び、各研究所などを訪問し調査研究を行いました。

KEKつくばキャンパスでは、「ブレッドボード」と呼ばれる電子回路基板と半導体センサーを組み合わせて、光の検出器(分光器)を作成しました。

サイエンスキャスティングの様子

KEKには6名の中高生が訪れ、高橋将太さん(広報室・科学コミュニケ-タ-)指導のもと、参加者が回路図を見ながら自ら分光器を作成しました。回路図通りに作成したものの、上手く反応しない分光器を前に悩む参加者もいましたが、最後には参加者全員が検出器を無事に完成させることが出来ました。

完成後は、より良い分光器を制作するにはどうしたらよいかなどについてディスカッションを行い、カラ-センサ-部分の改良が必要、各色のLEDに繋げた抵抗器の大きさを調整してバランスよく光るようにするなど、制作した分光器への理解が深まるディスカッションが出来ました。

参加者は調査研究後、つくば国際会議場に集まり、研究者らと交流を深める夕食会や、調査研究内容を発表するプレゼンテーションなど、盛りだくさんのプログラムを熱心に取り組んでいました。

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