茨城大学「KEK Day − 最先端加速器による量子線科学のツアー」を開催しました

 
SuperKEKB加速器のトンネル見学の様子

若い世代の人材育成の取り組みの一つとして、茨城大学とKEKは12月23日、同大学学部学生、大学院生が最先端の施設を見学する「茨大KEK Day(ケックデー)−最先端加速器による量子線科学のツアー」を昨年度に引き続き開催しました。 平成29年度から実施している茨城大学KEK Dayの第3回目となり、今回からは工学部にも対象を広げ、工学部からの参加者を含む学生及び教員12名が、KEKつくばキャンパスとJ-PARCの各施設を見学しました。

茨城大学は、2016年4月、大学院理工学研究科に全国的にもユニークな「量子線科学専攻」を新設し、量子線をツールとして活用できる人材の育成と先端的イノベーションの創出を目指しています。 またKEKでは、加速器科学関連分野の人材育成などのため、大学等の機能強化に協力することと、中期計画で定めています。

J-PARCでは、施設の概要説明を受けたのち、加速器施設、物質・生命科学実験施設、ニュ-トリノ実験施設、ハドロン実験施設を見学。 KEKつくばキャンパスでは、SuperKEKB加速器のトンネル、Belle II 測定器のある筑波実験棟、放射光実験施設を訪れました。 参加者は、各実験担当者からそれぞれの研究について詳細な説明を受け、活発な質疑応答が行われ、学生の興味、関心の向上に繋がりました。

筑波実験棟見学の様子
J-PARC概要説明の様子
MLF施設見学の様子
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