日比谷カレッジ×KEK「素粒子と対称性~宇宙は右利きか左利きか?」を開催しました

 
講演の様子
Shota Takahashi

千代田区立日比谷図書文化館で1月23日、同館主催の日比谷カレッジが開かれ、三原智・素粒子原子核研究所教授が「素粒子と対称性~宇宙は右利きか左利きか?」をテーマに講演した。 200人定員のホールは満席で、講演終了後は、三原教授に個別に質問したい多くの人が長い行列をつくった。

三原教授は、身近にたくさんある左右対称や回転対称などさまざまな対称性の問題から話を説き起こし、物質にエネルギーを与え続けていくと最後に素粒子にたどり着くこと、宇宙の始まりを理解するためには素粒子の振る舞いを理解しなくてはならないこと、そして最後に素粒子の対称性について語った。

日比谷図書文化館は同館のアカデミー機能を具現化する手段として、多彩なテーマによる講演、セミナー、ワークショップなどを開催。 KEKは素粒子物理学など科学の講演で協力している。昨年9月2日には、素粒子原子核研究所の多田将准教授が「素粒子の研究が宇宙の始まりを解き明かす」をテーマに講演した。 KEK研究者の講演は今回で2回目。

講演の様子
Shota Takahashi

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