北海道大学-KEK連携協力協定に基づく第10回連携協議会が開催されました

 
連携協議会の様子

北海道大学と高エネルギ-加速器研究機構は3月24日に第10回連携協議会を開催しました。

本会の目的は、両機関における相互の研究開発能力及び人材を活かし、物質科学研究、生物科学、量子ビーム科学、触媒化学、などの個別研究領域の推進を図るとともに、人材の育成、人材交流を発展させ、世界第一線で先導的な役割を果たすべく、異分野融合型の研究開発の連携・協力を積極的に推進していくことです。

第10回目となる今回は、北海道大学札幌キャンパスにおいて開催される予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、テレビ会議システムでの開催となり、北大の西井 準治 理事・副学長、KEKの岡田 安弘 理事らから、挨拶並びに互いの現況報告がありました。KEK 小杉信博所長(物質構造科学研究所)からは、放射光、中性子、ミュオン、低速陽電子の4つの量子ビームを備えた世界的にもユニークな物質構造科学研究所のメリットを生かした「量子ビーム連携研究センター(令和2年4月1日発足予定)」を新設する紹介がありました。

続いて、北海道大学 触媒科学研究所 朝倉教授から、これまでの物質・材料一環境科学研究を、数理科学・データ科学一計算化学を武器とする「新しいアプローチ」で再構築し、新たな物質・材料・化学反応の創造を介してSociety5.0の実現を可能とする人材を育てるプログラムの説明がなされました。
その後、お互いの連携について活発な協議が行われました。

今後、両機関の結びつきがさらに深まり、物質科学をはじめとする研究活動がより一層促進されると期待されます。

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