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2023.6.19


The 26th “Science in Japan” Forum が開催されました

2023年6月9日(金)、ワシントンD.C.のCosmos Clubにおいて、The 26th “Science in Japan” Forumが、日本学術振興会の主催で行われました。本イベントは、1996年から毎年ワシントンD.C.で開催され、日本の最先端の研究をアメリカの大学や政府機関に紹介することで、学術交流や共同研究の促進を図っています。

今回は、”Quantum Taste of the Universe(量子で味わう宇宙)”をテーマに、量子場計測システム国際拠点(QUP)を中心に、宇宙や量子の最先端研究を担う研究者により、講演およびパネルディスカッションが行われました。

フォーラムの前半では、QUPの羽澄昌史拠点長による基調講演が行われ、現在知られている宇宙の姿と未だ解明されていない宇宙の謎、QUPの取り組みが紹介されました。次に、宇宙マイクロ波背景放射(CMB)の観測に関し、QUPのAdrian T. Lee主任研究員により観測のための検出器について、東京大学の日下暁人准教授から地上からのCMB観測について講演が行われました。

休憩をはさみ、後半にはイェール大学のReina Maruyama教授とQUPのMaurice Garcia-Sciveres主任研究員より、宇宙に存在する未知の物質・ダークマターの探索・検出について講演されました。その後。QUPの飯塚英男主任研究員により、カシミール力や量子センサーのといった、量子場の産業界への応用について講演がありました。

最後に、ブルックヘブン国立研究所のDmitri Denisov副所長をモデレータ、講演者全員をパネリストとして、パネルディスカッションが行われました。会場からの質問をきっかけに活発な議論が交わされ、フォーラムで講演のあった科学に対する関心の高さがうかがわれました。

本フォーラムのプログラム・講演予稿等は、以下からご覧いただけます。

(関連URL)
The 26th “Science in Japan” Forum
https://jspsusa.org/wp/230609-2/



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