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2024.11.28
WPIサイエンスシンポジウムで、QUPの展示を行いました
第13回WPIサイエンスシンポジウム『サイエンスを通じて広がる世界』が、2024年11月16日(土)に京都大学で開催されました。
このシンポジウムは、全国18のWPIが毎年持ち回りで担当しており、今回は京都大学高等研究院ヒト生物学高等研究拠点(WPI-ASHBi)の主催で、WPIの研究者による3つの科学講演に加えて、高校生とWPIの研究者がそれぞれポスターで研究発表を行うというユニークな企画になりました。
WPI-QUPからは、高久 諒太 研究員がポスター発表を行い、モスアイ構造を表面に加工した光学素子について解説しました。モスアイ構造とは蛾の眼を模した突起が並んだ構造で、電磁波の反射を抑えることができます。高久研究員は、非常に硬いサファイアに、超短パルスレーザーでモスアイ構造を加工して、より効率よくミリ波・サブミリ波長領域の電磁波を通す光学素子を開発しました。これを用いることで、宇宙背景放射という宇宙の始まりの情報を持った微弱な電磁波を感度よく捉えることを考えています。
図. 1.1 ポスターの前で参加者に説明する高久研究員
あわせて、WPI-QUPのブース展示も行いました。高久研究員が作製したモスアイ構造を持つ光学素子の試作品や、QUPの開発する「新しい眼」の一つである超伝導転移端センサー(TES)に関する解説展示を行いました。多くの参加者に、ポスター展示やブースを訪れて頂き、多くの方にWPI-QUPと研究活動をアピールするよい機会となりました。
図. 1.2 WPI-QUPのブース
詳細については、第13回WPIサイエンスシンポジウムのページをご覧ください。:
● https://symposium.ashbi.kyoto-u.ac.jp/13th-wpisymposium/