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加速器施設解説マップ

専攻TOP >大学院生活
大学院生活について
春の風景〜 総研大の新入生 〜 news@KEK 2008.4.10より抜粋
清宮裕史さん(加速器科学専攻 博士前期課程入学)2008年4月掲載

−学部では加速器の専攻はないと思いますが、大学院で加速器を選んだのは?

理論を実証する加速器に魅力を感じました。より実験の現場に近いところで研究に携わりたいと思ったのです。それで、世界有数の加速器があるKEKで加速器の研究を行える総研大に行こうと思いました。

−加速器の魅力って何ですか?

大きなプロジェクトの推進はもちろん、医療や半導体分野への応用など、加速器にはいろいろな可能性を感じています。それが魅力です。

−抱負を一言お願いします。

加速器の理論を勉強したいと思っています。半年くらいいろいろ模索して、ゆくゆくはビーム強度や反応頻度が高く性能のよい加速器の開発に携わりたいです。

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2008新入生
花咲く季節のKEK〜 総研大に新入生 〜 news@KEK 2007.4.12 より抜粋
 高橋義知さん(加速器科学専攻/5年一貫制博士課程入学) 2007.4.掲載

− 学部の時は何を専攻していたのですか?

理学部物理学科で、理論の勉強をしていました。

− 物理から加速器への転向ですね。

はい。理論を検証するためのツールとしての加速器に興味を持ちまして、自分でも加速器を作ってみたいと思ったんです。総研大の存在は友人に教えてもらって、それで説明会に参加して加速器科学専攻に進もうと。総研大での博士課程の期間は、まずは、加速器分野での自分の適性を見極めたいと思っています。

− 将来の抱負は?

加速器の技術革新ということを考えていけたらと思っています。新しい加速器、手軽でもっとコンパクトな加速器を作りたい、そうなれるようにがんばります。

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2007新入生
海外での実験にも参加     加速器科学専攻 D3 亀島 敬 (2006年4月入学)    2006.10.26掲載

加速器科学専攻の研究拠点であるKEKでは電子・陽電子衝突型加速器KEKBを用いた B-factory、まもなく稼動する大強度陽子加速器を用いたJ-PARCなど、様々な研究が行われており、LHC、ILCなどの世界的巨大プロジェクトにも参加している。これらの計画の進行・ 実現において加速器の基礎研究は非常に重要であり、KEKにはこれらに準じた数多くの研究 テーマが存在する。加速器科学専攻の学生は研究プロジェクトを選び、そこから必要とされ る研究テーマが与えられる。実際の現場で研究の場を提供され、同時にその研究グループの 一員として大学院生活を過ごすことになるであろう。やはり総研大の魅力は研究に従事しながら現場の研究者から直接指導してもらえることにあり、これは研究者、つまり先生方の人 数が多いことによるもので、他の大学の大学院には見られない大きな特徴といえる。  
研究テーマは前述したように数多く存在し、その中でも私の研究テーマであるレーザープ ラズマ加速について紹介する。総研大に入学してから現在までの主な研究活動を羅列する。 研究内容についてはこちらを参照。

photo
・ 2006年4月に博士後期課程編入学
・ 4月、神奈川横須賀市の電力中央研究所の40TWの高強度レーザーを用いた実験に参加
・ 5月から6月の2ヶ月間、中国の四川省の中国工程物理研究院(Chinese Academy of Engineering Physics)レーザー核融合センターの500TW レーザーを用いた国際共同研究に参加
・ 8月中国北京のサマースクールへ参加
・ 11月の約1ヶ月、インドの加速器研究所CATにてレーザープラズマ加速実験に参加
入学して経験の少ない私でもこれらのように大掛かりな実験に頻繁かつ長期間に渡って参加 できるのもKEK、総研大の大きなバックアップがあるためである。 

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soken
総研大に入学した学生はどのような生活を送っているのでしょうか。

Q: 総研大生としての一番のメリットは

A: なんといっても、最先端の研究をしている研究者の方々と、 身近に接することが出来ることです。他大学と比べて、学生の数が非常に少ないので、 1人の学生に対して、複数の先生が居るという、恵まれた環境です。

Q: 研究内容や設備について

A: KEKBなどの加速器を使った主な研究はもちろんですが、 実験室レベルでも様々な基礎研究が行われていて、 非常に刺激が多いのも魅力の一つだと思います。
さらに、ここは、最先端の研究所ですから、 豊富な研究設備が整っていることも、大きなメリットです。
実際に私が研究に使用している実験装置は、 極高真空複合表面分析装置や電子顕微鏡などで、 得られる結果も重要で多いのですが、その代わり非常に高価なものです。 普通の大学なら、大勢の学生で共同で実験するような装置ですが、 私達の研究室では、数人の学生で、贅沢に利用しています。
本気で、熱意を持って、研究者への道を望むのならば、 これほど恵まれた環境は、他大学ではなかなか得られないと思います。

soken


Q: 日常的な生活面ではどうでしょう

A: 研究所から2km圏内に、ファーストフードや大型スーパーマーケット、 ホームセンター、大型電器店、コンビニ、書店やCDショップなどが建ち並び、 かなり充実しています。
また、平成17年8月に、TX(つくばエクスプレス)も開通して、 都心がかなり近くなりました。 それに、研究所の広大な敷地の中は、緑がとても多く、 春の季節には、桜があちこちで満開になります。 人の手が余り入っていないので、 自然がそのまま残っていて、 季節毎に色んな花や鳥に出会え、 研究の合間の息抜きや心の栄養にも不自由しません。

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加速器科学専攻での研究生活     加速器科学専攻 D4 K. W. (2005年4月入学)

 私のまわりで行われている研究は、加速器の一部のコンポーネント(加速空洞、ビームモニター、マグネットの開発などやビームの安定化)の開発研究や物理現象の解明といったような加速器のほんの一部のみを研究する場合と、加速器システムそのものを総合的に作り上げる場合に分けられると思う。私の場合は前者と後者を合わせたものになっていると思う。私の行っている研究はILCやERLに用いる超伝導加速空胴の高次モード(Higher Order Mode)について詳細に調べ上げ、ビームによって加速空胴へ誘起されるHOM 信号を用いて、空胴とビームとの位置関係の同定およびHOM信号と空胴変形との相関関係の導出し、加速空胴のアライメントへの応用することである。空胴自身の歪みの計測に応用することもできる。

 目的だけを見ると、超伝導加速器システムがすでにあって、そこでビーム実験だけを行っているのように見えるが、実はそうではない。総研大での研究の第一歩は超伝導空胴自身を作ることから始まった。現在はさらに踏み込んで超伝導空胴を加速器システムに組み込むのに必要なコンポーネントの設計、性能評価をも行っている。今後はその超伝導空胴を加速器システムへ組み込み、自らの手で加速器を運転してビーム実験を行い、ビームによって誘起されるHOMについて解析することになる。

 このような研究生活を支える総研大加速器科学専攻は学生数に対して教官の人数が非常に多いのが特徴である。私の場合、上記の各工程ごとに複数の指導教官がいるので体系的な知識の習得に非常に有利である。この総研大加速器科学専攻のメリットをあげてみると

 @最新の加速器技術および理論を学べる。
Aその技術、理論を元に最新鋭の加速器システムを自分の手で組み上げることが出来る。
B自分自身で実験の目的に沿ったビームにチューニングしながらビーム実験できる環境がある。 

である。

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研究学園都市の環境

茨城県つくば市の面積は東京都23区の約半分284平方キロメートルです。その中の南北約18km,東西6kmに拡がる約27平方キロメートルに、わが国の政府系試験研究機関の3割が集結しています。これを中核とし、周辺に展開する工業団地や民間企業の研究所などを含め、筑波研究学園都市と呼ばれる世界有数の学術都市が形成されています。

つくば市ならびに筑波研究学園都市に関する詳しい情報は次のWEBサイトからも提供されています。

筑波研究学園都市とは
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Accelerator Laboratory, HIGH ENERGY ACCELERATOR RESEARCH ORGANIZATION, KEK
〒305-0801 茨城県つくば市大穂1-1

ご質問、お問い合わせはsoken-accHP at ml.post.kek.jp まで