第16回 加速器研究施設技術交流会を開催


左から片桐 広明氏、植田 猛氏、沼井 一憲氏、田原 俊央氏、小関 忠施設長、吉本 伸一氏

令和7年2月7日に加速器研究施設技術職員の業務内容の紹介を目的として「第16回 加速器研究施設 技術交流会」が開催されました。16年連続の開催です。コロナ全盛時にはオンライン開催のみでしたが、令和4年度から本会場(本年度は3号館セミナーホール)とオンラインの併用で開催しています。

今回は比較的ベテランの技術職員が多めの5件の発表となりました。発表内容は講演者の現在取り組んでいる仕事の報告です。装置・測定器の開発、性能維持と運用に関するものや、ベテラン職員の「よもやまばなし」の中に織り込まれたKEKBのコミッショニングの紹介などがありました。

全般を通して活発な意見交換が行われ、現場さながらの活気あふれた会となりました。まさに加速器研究施設のアクティビティの多様性を表すような内容だったと思います。この技術交流会は既に加速器研究施設の伝統になっており、ますます発展していくことが期待されます。発表後は、飲み物と簡単な菓子をつまみながらの情報交換会を行いました。

参加者は、会場20人、オンライン 73人(外部2人)の計93人となりました。加速器研究施設だけでなく、素粒子原子核研究所、物質構造科学研究所、共通基盤研究施設から、また技術職員だけでなく教員たちからも参加者がありました。また、2人ではありますが外部機関からの参加者もいました。加速器技術職員の日ごろの業務に関心が向けられていることを感じました。

発表ファイルは以下のリンクに掲載されています。
https://kds.kek.jp/event/53540/

開会挨拶 濁川 和幸
J-PARC 遅い取り出しの静電セプタム 沼井 一憲
Past KCG to Future KCG 吉本 伸一
匂いセンサーを使用した電源火災報知 植田 猛
電子陽電子入射器LLRF系の老朽化対策 片桐 広明
PF BL12基幹チャンネルの真空改善 田原 俊央
閉会挨拶 小関 忠
世話人 吉本 伸一、長橋 進也


会場の様子


小関施設長の挨拶

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