メカニカルエンジニアリンググループの職務内容

 メカニカルエンジニアリンググループは、素粒子原子核実験に不可欠な粒子飛跡検出器や粒子識別検出器の建設や開発を、実験グループやR&Dグループの教員と一体となって行っています。




技術職員に必要な技術

 素粒子原子核実験装置は、高精度、物質量の低減、軽量、高剛性、耐放射線性、高安定性等用途に応じて多様な技術が求められます。したがって、自分の得意とする事以外にも、仕事を通して必要なスキル(例えば、2D-CAD、3D-CAD、真空技術、低温技術、回路実装技術、半導体実装技術等、クレーン操作、工作機械操作)を身につけ、より良い「ものつくり」に貢献出来るように努力しています。

 現在は、機構の重要なプロジェクトの一つであるBelle U(ベルツー)Up-gradeの為のInner detector(衝突点ピームパイプ:IP beam pipe、シリコンバーテックス検出器:SVD、中央ドリフトワイヤーチェンバー:CDC、粒子識別検出器:TOP counter )の建設(2017完成予定)に参加しています。また、液体アルゴン検出器のR&Dにも参加しています。

 一言:
 ・指示されたことだけをやるのではなく、自分の頭で考えて次の行動を起こす。
 ・Simple is best.もっと簡単にならないかを常に考えながら設計や製作を行う。
 ・技術力と同じく人間性も大切。

先輩職員の声@

 メカニカルエンジニアリンググループに所属して5年目の職員です。
私は、加速器で作られたニュートリノを液体アルゴン中で観測する実験グループ(LArグループ)に所属しており、主に機械装置の設計・製作を担当しています。研究所に就職する以前は民間企業に勤めていました。研究所の面白さは何と言っても、興味のある分野に関してとことん追求できる事です! 必要とする知識が幅広く、非常に専門的である為日々勉強が必要ですが、わからない時には周囲の先輩方が相談にのってくれますし、現物に触れながらの作業がほとんどですので非常に刺激的な毎日でもあります。自分で作った物に対して性能試験を行い、それが実際の物理実験に使用された時には大きなやりがいを感じる事もできます。
 研究所内の様子はと言いますと、とにかく広くて穏やかです。そして、ウサギやキジを見かける程自然豊かでとても恵まれた環境です。最先端の研究所で、もの作りの楽しさを一緒に味わいませんか!?(牧)

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