LHCで2016年の物理シーズン幕開け
2016年5月9日(月)、スイス・ジュネーブのCERNにある大型ハドロン衝突型加速器(LHC)を使った実験が、2016年の物理データ収集を再開しました。 今後得られるデータにより、根源的な物理の理解が深まることが期待されます。
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素核研の大谷将士博士研究員らが中心となり、J-PARC g-2/EDM実験のためのミューオン専用加速器の設計を世界で初めて完成。 その研究成果が、4月25日発行のアメリカ物理学会 Physical Review Accelerators and Beams に掲載されました。
J-PARC g-2/EDM実験においてミューオン専用加速器は欠かすことができない開発要素です。 J-PARCセンターなどとの共同研究である本研究成果は、ミューオン専用加速器実現へ向けて大きな一歩だといえます。
今後は、実機の制作に取り掛かり、すでに準備の整っているIH-DTL上流の加速器RFQと今年度予定されている新設ミューオンビームラインにて、実証試験を行う予定です。
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