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第8回サマーチャレンジが開催されました

8月19日から8月27日までの9日間、「第8回サマーチャレンジ」が開催され、「この夏、研究者になろう!」のキャッチフレーズのもと、全国から物理好きの大学生がKEKに集結しました。

サマーチャレンジは、小林誠特別栄誉教授(2008年ノーベル物理学賞受賞)による講演をはじめ、最前線で活躍する研究者による講義、KEKつくばキャンパス・東海キャンパスの施設見学、そして少人数に分かれての演習がプログラムされています。 素核コースに参加した52名の学生たちは、9日間にわたりこれらの課題に取り組みました。

 

サマーチャレンジの目玉である演習では、9つのグループに分かれ、それぞれに与えられたテーマに基づき実験が行われました。 担当教員やティーチングアシスタントのアドバイスを受けながら、学生たちの手によって装置を組み立て、実験・解析を繰り返し、時間をかけてじっくりと議論を重ねながら結果を追求していきました。

最終日の発表会では、9日間にわたる実験の過程を、工夫を凝らして作成したスライドを利用しながら、グループごとに一人一人が壇上に上がり発表を行いました。 最初は緊張しているように見えた学生たちでしたが、他グループの学生や来聴者からの質問に堂々と答えている姿は、さながら本物の研究者のようでした。 修了証を手にした学生たちは皆達成感に満ちた様子で、「実験の楽しさを改めて知ることができた。」「人生が変わった。」と語り、修了式終了後に行われたポスターセッションでも、それぞれの実験について議論を弾ませていました。

この夏、サマーチャレンジに参加した学生たちは、普段の学生生活では経験できない貴重な体験と、同じ志を持ったたくさんの仲間を得ることができたでしょう。 次回のサマーチャレンジは2015年8月に開催される予定です。参加申し込みは2015年4月中旬より開始されますので、少しでも興味のある方はウェブページをチェックしてみてください。


サマーチャレンジ中の様子

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