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素核研ワークショップ「ミューオン加速とそれを用いた次世代コライダー」開催 ~ミューオンコライダーの可能性を議論~

11月2日(木)に素核研ワークショップ「ミューオン加速とそれを用いた次世代コライダー」をハイブリッド形式で開催し、約80名の研究者が参加しました。

 

このワークショップでは、次世代の衝突加速器に用いる革新的な技術として「ミューオン加速」に焦点を当て、現状と展望、そして将来計画について話し合いました。ミューオンを用いた次世代コライダーの物理、米国でのミューオンコライダーの検討状況、J-PARCで進める超低速ミューオン加速や大強度ミューオン生成などの講演を通じて現在の検討状況を共有するほか、ミューオンを用いた次世代コライダーの実現可能性について議論しました。次の検討段階に進むには今後どのような研究が必要か、共通認識を持つ機会となりました。

世話人の一人である素核研・三部勉教授は「半日間の短い研究会でしたが、理論・実験双方で実際に検討している研究者が集い、密度の高い議論ができました。夢の加速器の実現へ向けて、現在のボトルネックや将来の展望について参加者の中で共有することができました」とワークショップを振り返りました。

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