ATLASグループが2012年の「ナイスステップな研究者」に

 

欧州合同原子核研究機関(CERN)の大型ハドロンコライダー(LHC)実験に参加している、ATLAS(アトラス)日本グループが、 文部科学省科学技術政策研究所が選んだ2012年の「ナイスステップな研究者」のうちの1組に選ばれました。ヒッグス粒子と思われる素粒子の発見に貢献した功績によるもので、同グループの共同代表者は、東京大学素粒子物理国際研究センターの小林富雄教授とKEK素粒子原子核研究所の徳宿克夫教授が務めてい ます。

受賞について、徳宿教授は「今回の受賞は、アトラス日本グループがもらったものであり、アトラス実験に携わってきた全員が受賞したものです」と述べ、「来年も引き続き測定器の理解、物理解析、シャットダウン中の検出器の準備、そしてアップグレードにむけて忙しい年となるでしょう」と抱負を語っています。

アトラス実験は、38カ国及び領域、176 の研究機関からの2980人(内大学院生は1200人)の素粒子実験物理学者が共同で行う実験です。アトラス実験の根幹を担う日本グループは、2名の代表者のもと、16の大学・機関から研究者、学生があわせて約110名が参加しています。

詳細は科学技術政策研究所のウェブサイトをご覧ください。

関連サイト

アトラス実験
LHCでのエネルギーフロンティア研究
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