吾妻中学校の生徒3名 KEKで職場体験

 

2013年9月18日

7月31日(水)、吾妻中学校の1年生3名が、職場体験学習のためKEKを訪れました。

生徒たちは到着後、コミュニケーションプラザにて、機構紹介ビデオの視聴と展示物見学をし、KEKの敷地内の加速器配置、加速器の仕組み、研究活動の様子について学びました。

続いて放射線科学センターにて、高エネルギー加速器の建設と運転、実験と放射線科学センターの関わりについて説明を受けました。

その後、現在、設計・建設が急ピッチで進められているKEKB高度化計画の関連施設を見学し、新施設の現場では施設部整備管理課からトンネル内に設置される冷却水、空調設備についての説明を受けました。

筑波実験室では、Belle測定器の構造と役割を学び、その周辺の放射線しゃへい設計について、現場の構造物を見学しながら説明を受けました。2つの施設を見学し説明を受けることにより、設計が実際に形になる様子とそのスケールを実感しました。

最後に放射線科学センター佐波准教授にインタビューを行い、高エネルギー加速器の放射線管理やこれを支えるための実験データの取得について説明を受けました。

生徒たちからは「研究者になるためにはどのような資格が必要ですか」、「この仕事をしようと考えたきっかけは」、「この仕事で得られたものは」などの質問がされ、普段見ることのできない大型装置とそこで働く人々に興味を持った職場見学となりました。

※ 職場体験とは
職場体験は、文部科学省が推進する学習活動です。生徒が直接働く人と接することで、学ぶことや働くことの意義や生きることの尊さを実感し、生徒が主体的に進路を選択決定する態度や意志、意欲など培うことを目指しています。

関連サイト

KEK職場体験
文部科学省中学校職場体験ガイド

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