茎崎中学校の生徒が職場体験

 

霧箱で放射線を観察する生徒

茨城県つくば市立茎崎中学校の生徒2人が8月2日、職場体験でKEKを訪れました。生徒は、放射線科学センターの穂積憲一先任技師、飯島和彦専門技師、豊田晃弘技師、大山隆弘准技師の指導を受け、放射線測定器を使用した機構内の放射線測定などを行いました。

生徒らはまず、放射線の種類についてと放射線科学センターの仕事について、概要説明を受けました。その後、自然界に存在する放射線を見ることができる「霧箱」の製作実習を行い、放射線の種類と性質、大まかな放射線の量について学びました。また、土やコンクリートなど、構成する物質により放射線量が違うことなど環境中の放射線を、実際に構内で線量を計りながら実習しました。生徒らは、実際に手を動かしながら測定することで、少なくなったもののいまだに残る福島原発事故の影響についても感じ取っている様子でした。

※ 職場体験とは 文部科学省が推進する学習活動。生徒が直接働く人と接することで、学ぶことや働くことの意義や生きることの尊さを実感し、生徒が主体的に進路を選択決定する態度や意志、意欲など培うことを目指す。

放射線についての説明を受ける生徒

環境中の放射線を測定する実習の様子

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