平成30年度KEK技術職員シンポジウムを開催しました

 

1月16日(水)、1月17日(木)の2日間、KEK技術職員シンポジウムがつくばキャンパスの小林ホールにて開催されました。このシンポジウムは特定の「技術分野」ではなく、「技術職員」に焦点を当てたものとなっており、全国の国立大学、国立高等専門学校、大学共同利用機関に所属する技術職員が参加して意見交換を行うものです。 第19回目を迎える今回は26機関から70名の参加があり、「技術職員の採用活動とその後の育成、働き方」というテーマで7機関から現在の取組みや課題について報告が行われ、それぞれの日の最後には発表者をパネラーとした意見交換会が行われました。 また、シンポジウムの冒頭ではKEK技術賞受賞講演があり、受賞者の原 和文専門技師(加速器研究施設)と菊地貴司技師(物質構造科学研究所)による発表が行われました。

2日間を通して、各機関共通の問題である技術職員の採用やその後の育成等について活発な意見交換がされました。とりわけ大学において、技術職員の削減に伴い必要な人材を確保するための求人情報発信、採用活動への取組みや採用後の研修、教育について、また技術職員の人事評価システムやその運用事例などの紹介があり、活発な意見交換が行われました。

技術職員は全国の国立大学、国立高等専門学校、大学共同利用機関において重要な役割を果しています。その職責を果たすためにどのような組織や制度が適しているか、そういったことを多くの大学・機関の技術職員がそれぞれの状況や経験を持ち寄って議論、意見交換をする場として、このシンポジウムは意義のあるものとなりました。

活発な意見交換がなされたKEK技術職員シンポジウム

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