群馬大学・KEK-day~加速器のすゝめ -宇宙の起源、物質や生命の根源に迫る加速器研究-を開催

 

「群馬大学・KEK-day~加速器のすすめ」を群馬大学主催・群馬県及びKEK共催・大学加速器連携協議会後援により10月5日(土)に群馬大学昭和キャンパス(前橋市)のミレニアムホールにおいて開催しました。

本イベントの趣旨は、加速器に関わる科学・技術全体の現状と将来像を多くの方々に広く知っていただくと共に、加速器分野における群馬大学とKEKの連携の活性化を図ることを目的とし講演会と見学会を開催したものです。当日は、群馬大学重粒子線がん治療施設見学会(一般公開)と「群馬大学・KEK-day~加速器のすゝめ」が合同で開催し、100名を越える参加者がありました。

放射光加速器を用いた医学イメージング応用の講演

冒頭、岡田 KEK理事が「加速器科学進展の展望とKEKの教育活動」についての説明を行いました。その後、 川田 宇都宮大学大学院地域創生科学研究科長から「北関東大学群とKEKの連携活性化」と題して説明があり、続いて、山口 KEK加速器研究施設長から「加速器のすすめ」と題して、加速器科学全般に関する動向を説明されました。なお本講演の冒頭には、今春制作された加速器施設プロモーションビデオ(5分間)の上映も行われ、参加者の理解を深めました。

また、兵藤 KEK物質構造科学研究所准教授が「放射光加速器を用いた医学イメージング応用」について、熊田 筑波大学医学医療系准教授からは「加速器と次世代がん放射線治療」と題してBNCTを中心とした講演がされ、幅広い加速器科学の生命、医療応用に関する講演が行われました。

重粒子加速器

講演終了後、隣接する重粒子線医学研究センターを見学し、重粒子線によるがん治療について、多くの方々が関心を持っており、参加者は熱心に質問を投げかけていました。 

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