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last update:05/07/20
 素粒子・原子核
 
BESS実験グループ
BESS実験
 
私たちの住む地球には、宇宙から絶えず宇宙線が降り注いでいます。この宇宙線には、宇宙の描像を解く情報がたくさん含まれています。
 
BESS実験(宇宙粒子線観測気球実験)は、高エネルギー加速器実験で開発された超伝導技術や粒子検出技術を大型気球による高空での宇宙線観測に応用した世界的にもユニークな実験です。
 
大型気球によって粒子検出器を約37kmの高度まで打ち上げ、大気の影響を受けていない宇宙線を精密に測定します。これにより特に重点的に反粒子の観測を行い、原始ブラックホールの蒸発、超対称性粒子の対消滅、粒子・反粒子の対称性の破れなどの素粒子現象を探索し、初期宇宙の姿を調べる実験です。
 
1993年以降、ほぼ毎年1日程度の気球フライトをカナダの北部で実施し、興味深いデータが得られています。2004年には、長時間フライト(2週間程度)を目標とした南極周回飛翔実験(Bess-Polar)を実施しました。
 
BESS実験はKEK・東京大学・神戸大学・ISAS/JAXA・NASA・メリーランド大学から構成される日米共同気球実験です。
 

 
BESS実験のwebページ(研究者向け情報も含まれています)
 
 

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