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2024.3.22
"AI-Smart": ML on FPGA school
2024年2月28日~3月1日の3日間にわたり、「高エネルギー物理学におけるAIスマート化のための国際連携拠点形成 (AI-Smart)」と量子場計測システム国際拠点(WPI-QUP)の共催で「"AI-Smart" : ML on FPGA school」が開かれました。AI-Smartは、2023年4月に中浜優 QUP主任研究員をコーディネーターとして日本学術振興会の研究拠点形成事業 (先端拠点形成型) に採択された研究交流課題です。
「ML on FPGA school」の目的は、FPGAを使ったアクセラレータの開発など、先端テクノロジー上に実装するための基礎知識を習得することです。熊本大学、長崎総合科学大学、佐賀大学の協力のもと、実際に対面で学習・議論することに重点におき開催されました。
素粒子原子核の様々な実験から35名の参加者が集まり、3日間に渡りコンピューティング・電子工学・素粒子実験を専門とする講師陣によって、それぞれ「機械学習」「高位合成を用いたFPGA実装」「機械学習のFPGA実装」に関する3つの講義および実習が行われました。1日目には、熊本大学半導体・デジタル研究教育機構のクリーンルームの見学も企画しました。参加者は熱心な解説に耳を傾け、また、最先端の研究設備を活用した人材育成も視察できました。2日目には、参加者と講師陣の交流会が行われ、より高度な実装における技術課題や開発トレンドに関する意見交換を行いました。
関連リンク:
"AI-Smart" : ML on FPGA school
https://kds.kek.jp/event/49216
日本学術振興会 研究拠点形成事業
https://www.jsps.go.jp/j-c2c/
「AI-Smart」キックオフワークショップ 開催
https://www2.kek.jp/qup/news/detail20231004.html
図 1. "AI-Smart": ML on FPGA school 集合写真
図 2. 実習の様子
図 3. 熊本大学半導体・デジタル研究機構のクリーンルーム見学の様子