酪農学園大学で定期的に開催している食品物性談話会とCIQuS研究会のコラボレーションで、以下の研究会を開催いたします。
物理化学的手法を用いた食品コロイドの構造観察 "分子美食学~スウィーツから介護食まで~"
本研究会では、量子ビームによる散乱実験やイメージング、およびその他分光学的手法などを用いた最先端の測定手法と、それを乳製品、スウィーツ、介護食といった食品に応用した研究例をお話しいただき、ニーズとシーズのマッチングにより今後の食品物理化学の展開を切り開くことを目指しています。
具体的には口頭発表とポスター発表を合わせて20件程度の講演を予定しており、食品科学の専門家から食品に興味を持つ測定の専門家まで広い分野の研究者に講演を行って頂きます。
外部の方の聴講も大歓迎ですので、参加をご検討いただければ幸いです。
皆さまのご参加をお待ちしております。
世話人:
酪農学園大学 川端庸平
高エネルギー加速器研究機構 山田悟史
概要
- 日時
- 場所
- アクセス
- 大麻駅南口出て左手に曲がり、国道12号線を直進
- 文京台緑町の信号(とわの森三愛高校前バス停付近)を右折し、正門より大学に入構
- 2つめの駐車場を過ぎて次の交差点を左折
- しばらく直進すると右手に「A2号館」の看板が見えます
- 現地参加登録
- 懇親会: サッポロビール園
- 参加費:7000円(学生:5000円)
- おつりの無いようにお願いします
- 要旨集
- zoom会場はこちら
プログラム詳細
- プログラム
- 9時00分~9時25分: 受付
- 9時25分~9時30分: 開会挨拶 川端庸平(酪農学園大学)
- 9時30分~10時00分: 一般講演 三木宏美(高エネルギー加速器研究機構) 放射光イメージングによる介護お粥の可視化
- 10時00分~10時30分: 一般講演 日高將文(東北大学) 第4世代放射光"ナノテラス"を用いた食品イメージング研究
- 休憩(10分)
- 10時40分~11時30分: 特別講演 佐藤清隆(広島大学) 食べる結晶チョコレートの魅力とその科学
- 11時30分~13時10分: ポスター発表 (軽食付)
- 休憩(10分)
- 13時20分~13時50分: 一般講演 山田悟史(高エネルギー加速器研究機構) 中性子を用いた食品科学 - メレンゲを例に
- 13時50分~14時20分: 一般講演 松川真吾(東京海洋大学) NMRイメージングと緩和測定を用いた食品研究
- 休憩(10分)
- 14時30分~14時50分: 一般講演 金田勇(酪農学園大学) 北海道のナチュラルチーズを科学する
- 14時50分~15時20分: 一般講演 三浦孝之(日本獣医生命科学大学) 「熱血ハカセのガチ遊び」のチーズは何で伸びたのか?
- 休憩(10分)
- 15時30分~16時00分: 一般講演 上野聡(広島大学) 食品におけるオレオゲルの応用に向けて
- 16時00分~16時30分: 一般講演 藤井修治(東洋大学) あんことホイップクリームのレオロジー
- 16時30分~17時00分: 一般講演 宮前孝行(千葉大学) 和周波で食品の表面を科学する
- 17時00分~17時10分: 閉会挨拶 瀬戸秀紀(高エネルギー加速器研究機構) 「日本の食品物理学"分子ガストロノミー"研究の今後について」
- 移動(80分)
- 18時30分~ 懇親会 @サッポロビール園
- ポスター発表
- P1: 高木秀彰(高エネルギー加速器研究機構) 量子ビームを利用した牛乳の構造に関する研究
- P2: 下久由希(広島県立総合技術研究所) 凍結含浸法を用いたやわらか食の開発
- P3: 杉本優子(鳥取県産業技術センター) おから粒子の化学的食感制御による新しい食品開発
- P4: 武仲能子(産業技術総合研究所) アルギン酸ナトリウムの気液界面吸着挙動~食品カプセルを安定して作製するために~
- P5: 鳥巣哲生(大阪大学) 水素/重水素交換質量分析を用いたヒト血清アルブミンおよび卵白アルブミンの泡沫表面での構造解析
- P6: 水口潤哉(大阪大学) 卵白アルブミンとリゾチームの相互作用および構造と泡沫特性の解析
- P7: 松元一頼(奥野製薬工業株式会社) 冷凍食品への新技術「トップビストロフローズン/NICE-01」
- P8: 野澤恵理花 (山形大学) 転相現象の結合写像格子:複雑な乳の加工をシミュレーションする試み
- P9: 安部美季 (奈良女子大学) 中性子反射率法によるドデカン酸カリウムとジグリセリン誘導体混合系の気/液界面における吸着特性の解明
- P10: 福田遥暉 (北海道大学) 小角X線散乱を用いたモッツァレラチーズにおけるナノ構造の季節変化観察
- P11: 三木宏美(高エネルギー加速器研究機構) 放射光X線位相イメージングによるトウモロコシ穎果可視化の基礎的検討
- P12: 熊田高之(日本原子力研究開発機構) スピンコントラスト変調仲裁し小角散乱法を用いた急冷糖溶液中に生成するナノ氷晶の研究
- ポスター発表の方へ
- ポスターは受付時間もしくは1回目の休憩中に、A2棟3階 303のポスター会場に張り出してください(ポスター番号の付いたボードを用意します)