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KEK

#04 機能性原子層状物質の原子配列と電子状態

プロジェクトリーダー:
和田 健

物質の性質・機能は物質を構成する原子の配列と密接に関係するが,物質表面などに現れる原子層状物質についても同じことが言える。これまで,このような物質の電子状態や機能の研究と,それらを発現する原子配列との密接な連携研究はほとんど行なわれていない。本プロジェクトでは,物質表層の原子配列と電子状態・機能の精緻な測定を行うマルチプローブ利用研究の基盤整備を進め,データ駆動科学・高速計算技術を利用して原子層状物質の新機能の発現メカニズムの解明に取り組む。例えば,超電導材料やナノテクノロジー材料,触媒材料などの材料開発分野に貢献し,これを通じて超スマート社会や持続可能な社会の実現に役立てる。

主要メンバー (KEK物構研)

和田健,望月出海,Rezwan AHMED, 星健夫,兵頭俊夫,雨宮健太,間瀬一彦,小澤健一, 組頭広志,北村未歩

連携研究機関

原研,産総研,早稲田大,阪大,九州大,立教大,量研,物材機構,核融合研,東大,東理大など

主な手法

全反射高速陽電子回折(TRHEPD,トレプト)
低速陽電子回折(LEPD,レプト)
X線CTR散乱
光電子分光
ポジトロニウム飛行時間(Ps-TOF)
データ駆動科学・高速計算技術